蓼食う虫が好き。

アイドルを推し始めた言葉オタクの記録。

手紙を書くということ

こんばんは、エイミです。(以下2020年4月に綴った文章です。下書きから発掘しました。)

落ち着かない情勢の中、リレー生放送があったり、トークコール会があったり、制限のある環境下でできることを模索してる推し企業、推せるなと思う日々です。

家の中でも面白いことは色々あるけれど、「暇はつぶれても、さみしさはなくならない」と先ほど、YouTube Channel の生放送渡辺直美さんが言っていました。

それだわー。って思いました。

色んなチャンネルが増えて、表現を受け取ることは沢山できるけど、会いたい人がいることの代替はできないんだな。

さて、会えない期間・会えない距離を跳び越えるものといえば、お手紙ですよね。

最近はメールやメッセージなどで代えられることも多いけど、私は手書きの封書やカードが好きなんです。

古のバトン(cf. mixi)のつもりで、お題に答えていこうと思います。

お題「推しへのお手紙についての質問」

◎初めての手紙を書くきっかけは何でしたか?

 初めてファンレターを書いたのは、高校生の時です。そのときの自分を支えてくれていた大好きな作品を描いていた漫画家さんへ、割と熱のこもった便箋4枚ぐらいのお手紙を送りました。「ここの描写すごくリアルでした。描いてくれてありがとうございます。」って伝えたくて。その結果、なんと、なんと、お返事が来たんですよね。驚きました。でも、これが、伝えたいって思ったことを文章にして送ると届くんだっていう原体験になりました。しかもその返事の内容がまた、言葉で生きていきたいと思っていた私には、嬉しかったんだ。


◎手紙を書くのはどんなときですか?

 お芝居やライブを観に行くと、アンケートが配られることがありますよね。その公演を知ったきっかけや、目当ての演者さん、感想などを答えるものです。公演を観た後、壁を机にしながら、それを書く時間が私は好きです。沢山の方々の努力の上に幕が上がることを「おめでとう」って祝いたくて、心動かす作品に「ありがとう」だけでも伝えたくて、「千秋楽まで無事に完走できますように」と祈りたくて、いただいたアンケートは、余程終電まで時間が無いとかいうことがない限り、記入欄いっぱいに書いています。(なんなら書き切った結果、終新幹線に危うく乗り遅れそうになるなんてこともありました。間に合って良かった。あのときのタクシーの運転手さんありがとう。)

 何かを観た後は、感想を伝えたくなるんです。なので、今の沼では、初めて行ったライブから、バッグにカードを忍ばせていました。その後も、ライブに行くたびに、だいたい、毎回、カードを書いています。


◎推し以外の人に書くことはありますか?それはどんな時ですか?

 基本的には、箱推しなので、思うところや印象に残る演目や、そのメンバーとの特典会の予定などがあれば、相手に向けて、書きます。例えば、Maze No. 9 大阪公演で、特典会があったときはのっくんにお手紙を書いていきました。Ch8 大阪公演の後、HEY! ヒットステーションの演目が刺さりすぎて、特典会待ちの列でにーちゃんへのメッセージを書き殴ったこともありました。そんな感じです。


◎今まで何通書きましたか?また1年でどのくらい書きますか?

現場の数と、書きたいメンバーの数…最初はずっと、ヒグチユウコさんのポストカードブックを使っていました。A to Z の26枚。始めから少し使ってあったので、20枚ぐらいは出したのかなあ。今度は100枚入りのポストカードセットを買ったのでしばらくは安泰です。:)


◎どういう方法で出しますか?

会場のボックスに投函します。ポストカードなので、文面見れば、スタッフさんに宛名もすぐ分かると思うんですが、絵の面にも付箋で宛名を書いています。時々、ボックスを片付けた後になってしまうこともあって、会場スタッフさんにお願いすることもあります。…お手数掛けます。


◎下書きは作成しますか?する場合どのように作成しますか?

 下書きをしたことがありません。なにせ、元々が、鑑賞後のアンケートのつもりですから、推敲の余地なく、書き逃げみたいな、感じです。公演前に、事前のメッセージを書いて、公演後に書き足して、特典会後に書き足して、完成させるということもあります。


◎便箋何枚くらい書きますか?また便箋はどのようなものですか?

 カード1枚って決めてます。2部公演の時に1枚ずつ出したこともあったかも知れません。

◎便箋や封筒、筆記具などへのこだわりはありますか?

 ポストカードはあるもの使ってただけなんですけど、なんとなく、一貫性があると良いなと思って、ヒグチユウコさんの作品を続けて使っています。筆記具好きなので、鞄には、細身のペンケースと、マイルドライナーのセット、ビンテージカラーのSARASAのセットが入っています(どうやら、ゼブラ推しらしい)。考えたことが、文字にすいすいなってくれるように、ペンは書きやすさが大事。宛名のところが見つけやすいように、ハイライトをしたり、書いたタイミングが違うよって、ペンの色を変えて示したりします。


◎誤字はどうしてますか?

 ちょっと無理があっても読めれば良いか、ということで、線を足したりつなげたりして、間違えた字をどうにか正規の字に見えるように誤魔化します(できてるのかな?)。どうしようもないときは二重線かな。

◎どんなときに文章を考えますか?

 常に頭の中に文章が走ってる節があります。言葉だらけでうるさいんです。いつも。

◎文章はどうやって組み立てますか?

 構成としては、始めに「(公演名)の開催おめでとうごさいます。」から始まって、来れて嬉しいとか、楽しみなところとか公演前の気持ちを書きます。それから、公演を見た感想を、ひたすら、書きます。驚いたり、泣いたり、笑ったり、好きになったり、したこと。最後は、これからも楽しみにしてます+お躰大切にみたいなことを書いて締めます。


◎便箋一枚目の最初に「○○さんへ」「Dear ○○」など書きますか?

「Dear ○○ さん」が基本ですが、フルネームっぽいお名前だと、「様」つけちゃいますね。

◎手紙では推しを何と呼んでいますか?

「○○さん」って呼びます。人をあだ名で呼んで良いタイミングがいつまで経っても分かりません。もともと、あだ名っぽいお名前の方はそのまま呼びます。


◎手紙本文の最初で名乗りますか?

 初めて書くときは、「初めまして。エイミといいます。」って名乗ります。その後は、差出人も書いているので、特に名乗らず、本文を書いています。

◎手紙本文は敬語ですか?

 基本的には敬語です。少なくとも敬体。体言止めとか、モノローグ的に常体が混じることもあります。


◎自分に関することを書くことはありますか?

 特典会でお話ししたことにかかわる、好きな物のことや、仕事のことを書くこともあります。

◎本文最後に自分の名前以外に書いていることはありますか?

 TwitterのIDだったり、アイコンの絵だったりを書いています。

 
◎取りかかりから完成までどれくらいかかりますか?

 体感では10分ぐらい。多分もう少し、書いてるかな?どうだろう?

◎完成するのは出す日のどれくらい前ですか?

 出す瞬間の直前。

◎下書きや手紙の文章は残しておきますか?またそれを読み返すことはありますか?

 残せば良かったなあ、って思うんだけど、全然。記憶力頼みです。


◎手紙の中に好きという単語はどれくらい出てきますか?

 1,2回は出てくると思います。


◎手紙を書き続けて変わったことはありますか?

 1枚のカードに書ける文量が、大分わかってきました!


◎手紙を通して一番伝えたいことは何ですか?

 あなたのこと見ている人がいるよ。あなたたちが創ってくれたもの、ありがたくいただいたよ!望んでいたもの、そのものだったよ。ということです。


◎手紙について推しから何か反応を貰ったことはありますか?

 「手紙もありがとう」って言われたときは、ひょえー!ってなりました。


◎あなたにとってお手紙とは何ですか?

 好きを言葉にして整理するツール。相手に伝わったら良いなって願いを込めた信託。


◎推しへの手紙について語りたいことがあればご自由にどうぞ。

 また、会場に足を運んで、時間と空間を共有して、推しの表現を享受できる日が来る。その日の多幸感は絶対に言葉にしておきたい。続いてくれていたことに、生きていてくれたことに、全力のありがとうを贈らないといけない。お帰りも、伝えなきゃいけない。自己満でも、次に差し出す手紙は大切に大切に書きたいです。