ソロライブというもの。
こんばんは、エイミです。
何か優れた表現を受け取った後は、いてもたってもいられず、文字に残したがるタイプのオタクです。
推しのソロライブ配信という出来事の余韻から1時間経っても全然醒めない。
何事が起きたのかちょっと良く分からない。
只管にかっこよかったメンカラ緑のアイドルのかっこよかったところを言語化したい。
何から始めようか。
感想を考えて最初に思いつくのは「言葉にできない」って言葉なんだけど、そんな白旗は認められないから、ひとつずつ頑張ってみる。
1曲目はMeseMoa.の「最強バケーション」
昨年のTIME TRAVEL 6 神奈川公演のソロ演目でパフォーマンスを観た。
この曲で届けたいメッセージを明確に持って選曲する人。
「この瞬間を君とずっと 一緒にいたいんだ」
そう伝える幸せな楽曲で始まったライブ。フォーゲルさんの変わらないスタンスを見た気がして安心する。
このときはまだ、どんなセトリが待ち受けてるのか全然分かってなかった。
2曲目は*ChocoLate Bomb!!の「飛び込め!夏色パラダイス☆」
DDDPの全員演目で踊ったり歌ったりするのを観ていた。
ひとりをこんなにずっと追いかけて、表情豊かに踊って歌っているのを観られるなんて、幸せすぎて。
間奏に入る言葉がアイドル過ぎて、それを考えてくれてる時間が愛しかったりして。
3曲目はパンダドラゴンの「VIVA! チャイナ」
イントロでは意外だったけどラップパートを聴いて納得した。
これは選ばれるべき曲。「パンチキック」のキレが鮮烈。
MCで「MeseMoa.の曲、高!」って言ってたけど、後輩の曲なら歌いこなしちゃうよっていうこれは、先輩のPride, pride。
4曲目は「Shine on you」てか4曲続きで繰り出してくるセトリよ。サビは綺麗な振りのみなのかと思ったら、最後に歌ってくるんだもん。魅せ方分かってる。ソロで納める歌割りの精選が全体通して絶妙だった。最大公約数みたいなもの。
からの、ふわふわMC、オーディエンスに「のってこーい!」をコメントに打ち込む間を与えてくれる親切設計の自己紹介。
汗だくの、「綺麗」を対極においた自己認識は、もはやMuddy Water (概念)(ただ私が好きな曲を出したかった)
ここまでの4曲を聴いて楽しみにお気楽にわくわくしてた私、ここからのMCに畏怖の念を抱く。
歌ってくれる人がいるから気持ちよく踊れるよ、あいつら凄いって素直に言葉にするメンバー愛がフォーゲルさんの大きな魅力だと思います。
しかし「歌いたかったパートが歌えるのが凄い楽しい」って言葉が飛び出したときには。
そして「夜」「星」のコンセプトで選んだ意外な3曲、という曲振りで。
心に刺さらないわけがないんだよ。
(「空」で間違っちゃう可愛いのカットインが、映像作品として優秀すぎてだな。天然恐ろしい。)
Bパートの始まりは、*ChocoLate Bomb!! の「Sweet Starlight」。
特典会で歌のことになると、「色んな声で歌えない」って、兄やとみたんと比較して自分の歌声を評するフォーゲルさん。
そのときに指してるのは、ラウドパンクっぽい、かっこいい声なんだと思うんだけど、これ、違ったからね?
柔らかく響く星の声だったからね?凄く綺麗だったからね?
さすが「マジカルステッキ☆使い」だなあと思った楽曲でした。
音域めちゃ合ってた。
「夜」「星」のコンセプト納得の始まり。
続いての「Because of you」。
キラキラしてる。星のイメージ。夜のイメージ。明確。
白服さんとにーちゃんのこの曲をソロで歌えちゃうなんて。
Because of you、あなただから、あなたがいたから、できたこと得られた物全部に思いを馳せちゃう。ちゃんと観てるよ。
からの「MIDNIGHT D(R)IVE」。
私はこの曲の曲調や構成が物凄く好きです。
ソロで聞けるとは思わなかった。
ちなみに私のこの曲で描く風景は仲間と乗り込んでる運命共同体の車中。「行き先はどこでもいいさキミとなら」「素顔のままいられるそんな場所があるなんて」めせもあ。さんの歌なんだよな。いつもパフォーマンスに持って行かれてるから、恋愛の歌に上手く解釈できなかったりする。
「友達から恋人へ」そんなロマンティックなストーリー性のある3曲だったとは…!
驚きと嬉しさとはにかみを感じる解釈不一致だった。:)
さあ、Cパート。「緊張してマジで行きたくない」次の曲。
気合いを入れる声。
蝉の声のイントロ。鳥肌が立つ。
cosmic!!の「カーニバルと少年」。
この曲を貫いて歌う、明るい声音はcosmic!!さんが引き出してくれたんですか。つるてぃーさんなんですか。
ありがとうございますの階乗。
キャッチーな振り付けをを余さず拾った上で、重なりのあるフレーズ以外は全部歌いきるその身体性。
「夏の終わり」に目を見張る。
歌うって、フィジカルな営みなんだって、ここで気付く。
そんなの、強いに決まってるじゃん。不得意な訳ないじゃん。
一瞬の混乱。理解が追いつかない。
「FEEDBACK」息が切れてない意味が分からない。
この曲がセットリストに入っていることの驚きが強すぎて1回の視聴じゃ全然受け止めきれない。
涼しい顔で、グループの曲をデュオの曲ぐらいにして歌いこなした。フォーゲルさんの2人ユニット曲くださいの気持ち。
もう何が来ても驚かない。
「浮世ダイバー」言葉が意味を伴って入ってくるのは私の耳がこの声を追い過ぎるからかな。深く曲が分かる。
直前の歌割りも入れて、「望むところ」で、ハイジャンプも入って。最後のファルセットも。
そんなのプリンアラモードじゃん。
セットリストの最後にこの曲もってくるの。
分かってたよね。そういう感性なの。呼ばせてくれるの。
緑推しに優しいんだもん。
「アンラッキー☆BOY ( ´・ω・`)」
いつかこの曲を直接聴くまで、生きなきゃいけないでしょ。
この前に、とんでもない3曲やっての、これだよ??
泣いちゃうんだよ。
楽曲終わってMCになった瞬間の呼気に、プレイヤーとしての強さを見た。
どんだけ準備したらこうなるの。
「俺のことしか考えられない1時間」という言葉の、表層の高圧的な気配と、全然そう感じない本質。
そう言ってくれることが嬉しいでしかない。
coolとadorableがミルフィーユみたいになってて一生しんどかった。
「9人いた方がいい」
ひとりでもこんなに戦える人たちが、9人集まって舞うんだから、そりゃ良いに決まってるよ。
「適材適所がある」
もっとそれぞれの方角へ飛べる人がいるから預けてるだけでな。
「やってみなきゃ分からない」
やれば分かるんだよ。分かった。
言葉の後ろに自信が滲んでる。不亦説乎。
ソロの新曲集も、じゃないズのユニット曲も、これからの9人のパフォーマンスも全てが楽しみすぎて、「生きる」ってなる。
そういう存在にはどうしたって息災でいて欲しい。
誰よりも幸せでいて欲しい。畢竟、祈るしか。
興奮や感嘆を通り越して今、安寧の気持ちになった。
いつだって革命前夜。
どうか今夜もよく眠れますように。