蓼食う虫が好き。

アイドルを推し始めた言葉オタクの記録。

沼に落ちたとき。

こんばんは。

Merry Christmas.

クリスマスと言えばRENT。Happy Birthday, Jesus!

ミュージカル作品大好きエイミです。

兄にはロジャーを演って欲しいと常々思っています。

なんなら、もう演ったんじゃないかぐらい嵌まり役ですよね。(ですよね?)

11月初旬にアップした最初の記事から、熱量冷めぬまま、12月も終盤。 

自叙伝沼落ち三部作の第一部ニコ厨編を経て、時を越えて、YouTube編へ参ります。

 

3年前、J事務所所属のアイドルを推している方とお仕事でご一緒して仲良くなりました。

ツアーが始まれば週末の度、フットワークも軽やかに5大ドームを回っている様子を見て、「信じられない」「すごい」「愛だ」と思っていました。

会ったこともない人と、チケットを譲り合って一緒にコンサートに行くことを聞き、そのコミュニケーション能力は自分にはない凄いもの、と感嘆しました。

私も表現は大好きで、好きな役者さんや、脚本家さんの舞台や、好きなバンドのライブは追いかけて観たいと思います。でも社会人になってからこちら、行けても最寄りの会場に1公演。正直言って、同じ公演を複数回観ることのへの熱意は理解を超えていました。「分かった気になる」が得意な私は、「~したことがある」という体験が得られれば、回を重ねるのは時間の無駄、と思っていた節さえありました。

その「理解できない」の夏から、1年少々を経て、「分かりみしかない」ところまでやってきた顛末。MeseMoa.との出会い。

 

2018年夏 YouTubeでフォローしているチャンネルが少しずつ増えてきた頃。

食べる音のASMRや美容、お笑いのチャンネル中心だった閲覧履歴。

8月に放送された大好きな音楽番組「おげんさんといっしょ」を観てふと、これまでの自分の音楽歴を振り返ってみたくなりました。

思い起こしたたのは、学生の頃聞いていたVOCALOID曲。

「歌は頭に浮かんでいるのに!曲名が出てこない!」そんな曲を探したいとき、私が思いついたキーワードは「あおいくん」であり、「あすプに」でした。

続けて「踊ってみた」を辿りながら、ハロプロ曲を踊る男の子たちを懐かしく観たりしました。

「むすめん。」が「MeseMoa.」になっていることなんて知らなかったそのとき。

「踊り手」であった人が踊り続けていて、その上、歌っていることに衝撃を受けました。しかも、オリジナル曲を。

そこからのおよそ2週間、持ち前のオタク気質を生かして、「めせらい」を見倒します。破竹の勢いで。3週間目には*Chocolate Bomb!!とパンダドラゴン(そしてベイビーズ)を履修していました。

私の推しがいつ決まったのか。視聴履歴や検索履歴を見ると、実はどうやら、MeseMoa. に出会った初日から落ちていたようでした。(でも理由が分からなくて戸惑っている様子が見られます。)

踊り手として、MeseMoa. のメンバーを全員知っていました。各メンバーの名前の由来や代表作が挙げられるくらいには。そういったセルフプロデュースができる人の集まりであることがMeseMoa.の魅力だと、強く思っています。

その中で、一番の驚きをもって迎えたのがフォーゲルさんのパフォーマンスでした。

フォーゲルさんは履修済みでしたが、にゃいにぃは未履修。

その程度しか知らない私には、MeseMoa. のどの動画クリックしても釘付けだったの。

 

むすめん。の踊ってみた動画からオリジナル曲を渡って、Muddy Water のMVを見ました。サムネでクリックせずにいられなかった。

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「お芝居してる…!」その衝撃の大きさ。

だって、「踊ってみた」と演劇作品の隔たりは、百億光年ぐらいの距離があるでしょ。

公園で踊ってみるには、自分とカメラがあれば、どうにかなんとかなる。けど!

(それにしたって、「自分」のパフォーマンスと編集スキルには賞賛あるのみなんだけども!)

雨の中、叫んで踊って憂いて泣いて歌う、あの表現にはどう考えたって、「自分たち」以外の人の手が加わってた。

楽曲も振り付けも衣装も演出も、ただただ、かっこよかった。

心の隅に冷笑する私がちょっとはいたけど、「アリだな」って私の美意識が言った。

オタクの心に火(灯)が点ったら、そこからは速いの皆さん、ご存知でしょう?

2018年夏、夏の内にYouTubeチャンネルを全部遡って、8月末には購入可能な書籍CDDVDを買い支えて、9/1には「推しが尊い」を実感して、9/8にはTwitterアカウントを作って、9/10にはFC入会してた。

代引きとか振込みとか、久しぶりにして、慣れなくて不便でわくわくした。

雪国の民は、不便に強い。:)

 

MeseMoa.さんに関して、「自己評価の低いアイドル」というのが、ずっとずっと不可解で、でも、だからこそ好きになれるのかも知れないと思っています。

オーディションを通ってきた人たちは、「自分なんて」って言うことは、篩から落ちた人のことを思えば決して口にできないこと。

選んだ人の目を思えば、口にしようのないこと。

でも、むすめん。の出自はMeseMoa.の成立はそうではなかったから、非常に希有なアイドルになった。

その中でもフォーゲルさんは、すぐ他の人よりできること少ないって言う、私の知らない「アイドル」だった。

フォーゲルさんが「やって当たり前」と思っていることを、私は、「凄い凄いこと」だと思ったから、応援せずにいられなかった。

(推しに惹かれた理由については、上記ツイートのスレッドが全て)

 サマビの音階ついてない「それじゃだめだ」を凄い希有だとと思ってたのに、気づいたら完全に歌になってた。個性。成長。凄い、凄い。

www.youtube.com

ニゾンに厚みを出してくれるフォーゲルさんの声に惹かれてた。

のに、気づいたら、ひとりの歌割りに拍手喝采を送らされてて、TT6に至っては和音になってて!凄い、凄いだった。

Maze No. 9 で「褒めてもらえるよ」って言った言葉に、愛されの本質を聞いた。

DDのイベントが開催される度「人のため」が当たり前にできることが見えた。

いつでも、どんな会場でも、感情が、意味が、見え(るように見え)た。

凄い凄いだな、って思わずにいられなかった。

 

これが、推しを「知る」に転がり落ちた、出会いのお話。

年間20くらいライブや公演を見る生活がスタンダードな私には、ドアはほんの目の前にありました。

ライブハウスに足を運ぶのはまた、次のお話。

 

🎁

畢竟、変わっていくことは、愛おしい。